週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2019年4月6日号
2019年4月1日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201310494
FACTFULNESS(ファクトフルネス)日本版
~なぜ賢い人ほど間違うのか?~

世界で大ヒットし、今年1月発売の日本語版が異例の30万部を突破した『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』(日経BP社)。週刊東洋経済編集部が日本にフォーカスした内容で同書を徹底解説。経済、政治、社会、技術、統計の「物の見方・考え方」がよくわかる!
【Facebookからお越しになった皆様へ】
◆「世界を理解するためのクイズ」の解答

以下の国のうち、「ビッグマック」の価格が日本にいちばん近いのはどの国でしょうか?
A. 米国
B. イスラエル
C. ホンジュラス

正解:C
◆賢明な人になるための基礎編 ―あなたはなぜ勘違いするのか―
 その1 ネガティブ本能 「悪い」と「よくなっている」は両立する
 その2 過大視本能         数字は比較して考えよう
 その3 単純化本能    1つの道具に固執するな
◇バブルチャートでわかる平均寿命と所得、医療費
◇世界的ベストセラー『ファクトフルネス』共著者 
 アンナ・ロスリング・ロンランド氏 インタビュー

◆賢明な人になるための応用編 ―事実に基づき多面的に考えよう―
◇指標によって変わるニッポンの格差の実態
◇反中・反韓ネトウヨの正体 男性が7割で親体制的
◇対外純資産が最大でも日本円は魅力に乏しい
◇ノーベル賞経済学者 アンガス・ディートン氏 インタビュー

◆賢明な人になるための実践編 ―統計リテラシーを高める―
◇講義1 ビジネスパーソンに必須 平均、中央値、分散の思考法
◇講義2 仮説を作ってグラフで検証 相関図、散布図の活用法
◇フィナンシャル・タイムズ・アフリカ編集長 デイヴィッド・ピリング氏 インタビュー

【新連載】
「豊田章男100年の孤独」

ジャーナリスト・片山 修

53歳で社長に就任して10年。世界最大級の自動車メーカーを率いる「豊田章男」の実像はどれだけ知られているだろうか。創業家の御曹司ゆえの葛藤、巨大企業の針路を決める重圧。知られざる逸話の数々から、その心象風景まで映し出す。
東洋経済オンライン有料会員

週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

第1特集
なぜ賢い人ほど間違うのか? FACTFULNESS(ファクトフルネス)日本版

あなたはいくつ正解する? クイズに挑戦してみよう!
Part1 基礎編 ―あなたはなぜ勘違いするのか―
(ネガティブ本能)「悪い」と「よくなっている」は両立する
(過大視本能)数字は比較して考えよう
(単純化本能)1つの道具に固執するな!
バブルチャートでわかる 平均寿命と所得、医療費
INTERVIEW│アンナ・ロスリング・ロンランド●『ファクトフルネス』共著者
Part2 応用編 ―事実に基づき多面的に考えよう―
指標によって変わるニッポンの格差の実態
反中・反韓ネトウヨの正体 男性が7割で親体制的
対外純資産が最大でも日本円は魅力に乏しい
INTERVIEW│アンガス・ディートン●ノーベル賞経済学者
Part3 実践編 ―統計リテラシーを高める―
講義1 ビジネスパーソンに必須 平均、中央値、分散の思考法
講義2 仮説を作ってグラフで検証 相関図、散布図の活用法
INTERVIEW│デイヴィッド・ピリング●フィナンシャル・タイムズ・アフリカ編集長

深層リポート
近づく「復興バブル」終焉 被災地の建設業は正念場へ


スペシャルインタビュー
国連環境計画・金融イニシアティブ特別顧問 末吉竹二郎
「脱炭素に背を向けると企業は生き残れない」


ニュース最前線
工作機械の受注が急減速 頼みの欧米向けも下降へ
コンビニ時短で直面する「画一的システム」の壁
機関投資家が退場を要求 リクシル潮田会長の正念場
アップルがぶち上げた独自決済サービスの破壊力


連載
経済を見る眼|早川英男
ニュースの核心|中村 稔
「会社四季報」ルーキー登場(新連載)
トップに直撃|市原裕史郎●大陽日酸社長
マネー潮流|森田長太郎
少数異見|迫り来る監視社会
フォーカス政治|千田景明
グローバルアイ|リチャード・カッツ
US Affairs|安井明彦
中国動態|富坂 聰
NK NEWS|アンドレイ・ランコフ
経済学者が読み解く 現代社会のリアル|依田高典
ゴルフざんまい|三田村昌鳳
豊田章男 100年の孤独第1回 若手時代、直球勝負の日々/片山 修
知の技法 出世の作法|佐藤 優
歴史の論理(最終回)|岡本隆司
アーティストに学ぶ 超一流の仕事術|山口 周
マーケティング神話の崩壊|井上大輔
人が集まる街 逃げる街|牧野知弘
なにわ社長の明るい会社(最終回)|竹原信夫
必ず伝わる最強の話術|松本和也
クラシック音楽最新事情|田中 泰
「英語雑談力」入門|柴田真一
ブックス&トレンズ|吉田敏浩 ほか
誌上早慶交歓戦(最終回)|大島理森●衆議院議長
平成経済の証言|エズラ・ヴォーゲル
Readers&Editors

今後の発売スケジュール

  • 10/27(月) 週刊東洋経済 2025年11月1日号