週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2019年7月27日号
2019年7月22日 発売
定価 723円(税込)
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【特集】中高一貫校
中高一貫校人気が再来している。きっかけは2021年からの大学入試改革で、学力だけでなく「主体的に学ぶ力」が求められていること。他方で、新たな入試への不安から「付属校」を目指す動きもある。首都圏、関西の注目の中高一貫校を一挙紹介!

Part1 ランキングで知る
・偏差値だけに頼らない学校選び
・4つの要素でわかりやすく分類 中高一貫校の「校風」を大解剖
・全国中高一貫校トップ100ランキング
 ①学力を伸ばしてくれる学校 ②卒業時の偏差値が高い学校 
 ③東大・京大の合格者比率が高い学校 ④上位大学への合格者が多い学校
・学習塾が薦める 偏差値では見えない「いい学校」

Part2 中学入試に備える
・新しい中学入試が増加 レゴやプログラミングで合否判定
・「算数1科入試」が急増中 なぜ算数なのか
・偏差値はときに操作できる 入試偏差値にだまされるな

Part3 厳選 伸びる進学校
・「生徒が伸びる学校」は何が違うのか (星稜、足立学園)
・「STEAM」「生きた英語」 一貫教育はここまできた (三田国際学園、開智日本橋学園)  
・ITに強くなる「アップル認定校」の価値 (東京成徳大中)
・女子校だから教えられる「キャリア教育」の中身 (吉祥女子、洗足学園)

Part4 名門中高の進化
・進化する名門と実績示す伝統校 (武蔵、女子学院、世田谷学園、開明)

Part5 付属校は正解か
・エスカレーターだけではない! 付属・系属の本当の魅力    
(法政大第二、香蘭女学校、芝浦工大附属、東京都市大等々力、立命館、近大附属)

Part6 先端を行く話題の学校
・河合塾がつくったドルトン東京学園は何を教えている?
・角川ドワンゴの新設「N中等部」の独自性
・実力派の校長が請け負う学校改革 (成城、広尾学園)

Part7 公立一貫校の現在地
・公立の人気も健在 進学で成果
・話題の公立2校は充実の教育 (大阪市立水都国際、都立南多摩)

【深層リポート】
大物経営者でも容赦なし
株主総会で支持率低下続出

LIXILグループなど、株主総会における株主提案が存在感を増している。取締役選任決議を独自に調査し、否決5人を含む賛成率の低い30人と、対前年で賛成率悪化幅の大きい200人のリストを掲載。社外取締役に対する株主の視線は厳しい。
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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

第1特集
中高一貫校

偏差値だけに依存しない学校選び
4つの要素で「校風」を見る 校風マトリックス

01 ランキングで知る
全国中高一貫校トップ100ランキング
学力伸長度ランキング/卒業時偏差値ランキング/東大・京大合格者比率ランキング/上位校合格者数ランキング
学習塾への調査でランキング 偏差値では見えない特色のある一貫校

02 中学入試に備える
新しい中学入試形態が増加中 レゴやプログラミングで判定
「算数1科入試」が急増中! 大ブームの背景を読み解く
受験対策は塾選びから 足を運んで特性をつかもう
カリスマ家庭教師が語る 中学受験の乗り越え方 アートオブエデュケーション代表 安浪京子
「偏差値」にだまされない 子どもに合った学校の選び方
私立一貫校に行かせるならば年150万円を覚悟しよう

03 厳選 伸びる進学校
「生徒が伸びる学校」は何が違うのか
STEAM、生きた英語教育 一貫校教育はここまできた
「アップル認定校」の希少価値
女子校だからこそ教えられる「キャリア教育」の深い中身
芸術大への進学に女子校が強い理由
「人気校とそうでない学校の差は大きい」 森上教育研究所代表 森上展安

04 名門中高の進化
進化する武蔵、女子学院 世田谷学園、開明にも熱視線

05 付属校は正解か
人気高まる大学付属校 問題点も知っておこう
エスカレーターだけではない 「付属・系属校」本当の魅力
「中高大10年一貫教育」の可能性

06 先端を行く話題の学校
ドルトン東京学園のインパクト
角川ドワンゴ学園が運営 新設「N中等部」の独自性
実力派校長の影響力は絶大 改革請負人で変わる学校

07 公立一貫校の現在地
公立校の人気衰えず 教育内容・進学で成果
大阪に英語重視の新設校 多摩地域で光る都立一貫校

ニュース最前線
問題契約横行のかんぽ生命 郵便局員はなぜ暴走したか
トヨタが販社改革を加速 覚悟を迫る「アンケート」


深層リポート
独自調査 大物経営者でも容赦なし 株主総会で「支持率低下」続出
賛成率悪化ワースト200人
賛成率改善ベスト20人

スペシャルインタビュー
三井住友フィナンシャルグループ 社長 太田 純
「第2、第3のSMFGを一流に育て上げていく」 

連載
|経済を見る眼|新大学入試で浮上した「採点問題」|苅谷剛彦
|ニュースの核心|ドイツ銀行の転落が意味するもの|中村 稔
|編集部から|
|『会社四季報』ルーキー登場|Welby
|トップに直撃|野村アセットマネジメントCEO兼社長 中川順子
|フォーカス政治|安倍首相に欠如している最高指導者としての矜持|千田景明
|グローバルアイ|ECB次期総裁の経験不足は美点だ ほか
|INSIDE USA|超党派で高まるGAFA批判 議会と当局は独禁法も視野|安井明彦
|中国動態|東がダメなら西がある G20で中国が見せた“脱米”外交|富坂 聰
|マネー潮流|「リーマン前の日本」から得られる示唆|森田長太郎
|少数異見|華人の故郷に見る中国系移民の役割変化
|豊田章男 ―100年の孤独―|七人の侍の血判状|片山 修
|ひと烈風録|トレタ代表取締役 中村 仁 |本田雅一
|知の技法 出世の作法|外務省幹部はなぜ官邸を貶めるのか|佐藤 優
|経済学者が読み解く 現代社会のリアル|行動経済学の難題 デフォルト・バイアスの壁|依田高典
|人が集まる街 逃げる街|つくば市(茨城県) 通勤圏の思惑外れた研究都市|牧野知弘
|マーケティング神話の崩壊|AI広告の時代は来るか|井上大輔
|必ず伝わる最強の話術|こうすれば文は短くできる|松本和也
|クラシック音楽最新事情|サントリーにみるメセナの美しいあり方|田中 泰
|話題の本|『はい! こちら子ども記者相談室デス!』 著者に聞く ほか
|「英語雑談力」入門|comply with~(〈規則、要件など〉に従う、適合する)|柴田真一
|読者の手紙 次号予告|

今後の発売スケジュール

  • 10/20(月) 週刊東洋経済 2025年10月25日号

訂正情報

「週刊東洋経済2019年7月27日号」(7月22日発売)に、以下の間違いがありました。訂正してお詫び致します。
 
63ページ



 
■私立中高一貫校の台所事情

【誤】名門男子校である滝中学・高等学校
 ↓
【正】名門校である滝中学・高等学校
109ページ ■「ひと烈風録」 トレタ代表取締役・中村仁

年表でのNTTドコモとの提携時期
【誤】19年
 ↓
【正】18年