週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2019年9月7日号
2019年9月2日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201310999
【特集】爆熱!観光立国 
訪日客は何を買う? どこへ行く?
外国人転売業者による「爆買い」や団体旅行の「弾丸ツアー」は過去のもの。今や外国人客の行動は大きく変化。スマホで情報収集、個人や家族で訪れ、地方都市にも積極的に出かける。日本人にとって意外な街、意外な商品が人気だ。観光ビジネスのリアルに迫る。

Part1 爆買い最前線
・スペシャル対談 菅官房長官×デービッド・アトキンソン
「次なるカギは、統合リゾートとスキー場だ」
・日本人も知らない商品を買う 外国人客の「欲張り」な行動
・資生堂、マツキヨ、カルビー… 「旅の前」と「旅の後」で巧みな戦略
・もはや店舗は観光地化 ドンキ流! 外国人囲い込み術
・『中国人富裕層のトリセツ』の著者・夏川浩氏に聞く 中国人富裕層の行動
・アリババvs.テンセント 激化する日本での覇権争い
・中国人が頻繁に頼る 最先端3大アプリ
・進化するソーシャルバイヤー 「転売ビジネス」の実態
・キーオピニオンリーダー&ソーシャルバイヤー 2人のカリスマを直撃

Part2 観光最前線
・「体験」を求めて各地へ 外国人客の最新トレンド
・富士急ハイランド 中国人を引きつける数々の仕掛け
・鎌倉、白川郷が試行錯誤 観光公害はどう乗り越える?
・中国人インフルエンサーが執筆 人気の「旅行攻略サイト」とは?
・祖国の訪日客増で急拡大 中国人がホテルを買う事情
・JR、京急、南海… 鉄道各社のすごい仕掛け
・鉄道も必死 車掌さんが懸命の英語レッスン

【スペシャルリポート】
Gショックの次もGショック
カシオ、開き直りの一本足打法

1990年代後半に一大ブームを巻き起こした「G-SHOCK」。ブームは再び起こり、現在も全売上高の3割を占める「ドル箱製品」だ。偏りを正さず、Gショックとともに歩む成長路線に至ったカシオ。次の挑戦、スマートウォッチの成否はいかに。
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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

第1特集
訪日客は何を買う? どこへ行く? 爆熱!観光立国

[スペシャル対談]
「カギは統合リゾートとスキー場だ」

 内閣官房長官 菅 義偉/小西美術工藝社 社長 デービッド・アトキンソン

Part1 爆買い最前線
日本人も知らない商品を買う 外国人観光客の“欲張り”な行動
資生堂、マツキヨ、カルビー… 旅の前と後にも巧みな戦略
もはや店舗は観光地化 ドンキ流!外国人囲い込み術
『中国人富裕層のトリセツ』著者 夏川 浩氏に聞く 想像を超える中国人富裕層の行動
アリババvs. テンセント 激化する日本での覇権争い
中国人が頻繁に頼る最先端3大アプリ
進化するソーシャルバイヤー 「転売ビジネス」の実態
キーオピニオンリーダーとソーシャルバイヤー 2人のカリスマを直撃

Part2 観光最前線
珍しい体験を求めて全国各地へ 外国人観光客の最新トレンド
富士急ハイランド 中国人を引きつける数々の仕掛け
鎌倉、白川郷が試行錯誤 「観光公害」はどう乗り越える?
中国人インフルエンサーが執筆 人気の「旅行攻略サイト」とは?
祖国の訪日客増で急拡大 中国人がホテルを買う事情
JR、京急、南海… 鉄道各社のすごい仕掛け
新幹線で始まった英語アナウンスの舞台裏 車掌さん、懸命の英語習得レッスン

スペシャルリポート
Gショックの次もGショック カシオ、開き直りの一本足打法
カシオの隠れた安定収益源「関数電卓」


深層リポート
市長が誘致を突如決断 横浜「カジノ推進」の茨道
安全保障より“親北”に走る 韓国・文政権の思考回路


連載
|経済を見る眼|リブラが変える金融・財政・経済統計|佐藤主光
|ニュースの核心|米大統領に「敵」と呼ばれた2人の次の一手|中村 稔
|編集部から|
|『会社四季報』ルーキー登場|ピアズ
|トップに直撃|ブラザー工業 社長 佐々木一郎
|フォーカス政治|天皇参拝を拒否された靖国 大きく変容する存在理由|千田景明
|グローバルアイ|英国政治は今や世界の反面教師 ほか
|INSIDE USA|歳出上限を10年ぶりに廃止 財政再建は茨の道を進むか?|安井明彦
|中国動態|もう中国には効かない 米国のソフトパワー|富坂 聰
|マネー潮流|物価目標を緩めるという選択肢|森田長太郎
|少数異見|W杯・五輪前に見直すべき日本の防犯対策
|豊田章男―100年の孤独―|「原価」のつくり込み|片山 修
|新・メタルカラーの時代|キャリムエンジニアリング|山根一眞
|知の技法 出世の作法|韓国がGSOMIAを破棄した4つの論理|佐藤 優
|経済学者が読み解く 現代社会のリアル|政府統計のリソース削減 質を確保する方法は?|真木和彦
|アーティストに学ぶ超一流の仕事術/北大路魯山人|山口 周
|人が集まる街 逃げる街|神戸市(兵庫県) 震災がもたらした街の変質|牧野知弘
|マーケティング神話の崩壊|出発は「実在する1人の真実」|井上大輔
|必ず伝わる最強の話術|プレゼンの段取り①|松本和也
|クラシック音楽最新事情|クララ・シューマン生誕200年を祝う|田中 泰
|ゴルフざんまい|ファンにやさしい全英オープン|青木 功
|話題の本|『40℃超えの日本列島でヒトは生きていけるのか』著者 永島 計氏に聞く ほか
|「英語雑談力」入門|pave the way for~(~の道を開く)|柴田真一
|経済クロスワード/インバウンド
|読者の手紙 次号予告|

今後の発売スケジュール

  • 11/10(月) 週刊東洋経済 2025年11月15日号