「40~50代のための副業・開業のススメ」を担当した堀川です。
40~50代のビジネスパーソンは今、自分たちのセカンドキャリアをどう考えているのでしょうか。
企業には65歳までの雇用機会の確保が義務付けられる予定です。さらにその後、「70歳定年時代」が来るのは間違いないところです。第1の選択肢としては、将来への不安が少ないことから、今現在の会社に勤め続けたいという人たちは多いのではないでしょうか。
でも、ちょっと待ってください。ベストセラー『ライフシフト』のリンダ・グラットンさんが指摘するように人生100年時代であるのなら、もっと真剣にセカンドキャリアの充実を考えなければいけないでしょう。
ぜひ考えてほしいのが、スモールビジネスの開業です。個人事業主でも、本格的に会社を立ち上げる形でもいいと思います。最初は副業というリスクの低い形で新しい事業に携わりながら、感触を探っていく。そして、手ごたえをつかんだ段階で開業に踏み切るという流れです。
事業計画、資金調達、集客……。開業には多くの悩みが伴うはずですが、それでも悩みをはるかに上回るような充実感を味わえるようです。数千万円の年商を目指す必要はまったくなく、収入は会社員時代を少し上回るくらいでいいのではないでしょうか。
この特集では副業から開業までの流れの中で、押さえておくべき各ポイントについて詳しく解説しました。成功者の事例や失敗を避ける方法についても紹介しています。
40~50代にとって、スモールビジネスの開業がどれくらい魅力的なセカンドキャリアになりうるのか。この特集を読めば、十分に理解してもらえるはずです。
担当記者:堀川 美行(ほりかわ よしゆき)
『週刊東洋経済』副編集長