【第1特集】40代、50代のための「稼げるスキル」大全
転職や定年を見据えたときに40代、50代が身に付けるべきなのは、どの業界、どの部署へも持ち運びができる「ポータブルスキル」です。それこそが会社を離れても「稼げるスキル」になります。本特集では、デジタル分野や調査・分析、マネジメントなど目的別に紹介。実際にどのようなスキルを習得し、磨き上げればよいのかを、難易度や習得法、学習時間、費用までピンポイントで解説しています。ぜひ、大転職、大定年時代を生き残るための武器を身に付けてください。【第2特集】ＣＳＲ企業ランキング2025年版
ＣＳＲと財務の総合評価ランキング。富士通が初の総合トップに。
担当記者より
特集「40代、50代のための稼げるスキル大全」を担当した堀川です。
今、1980年代後半から90年代前半に大量採用されたバブル期世代の定年退職が本格化しています。65歳までの定年延長はできるが、待遇は定年前よりかなり落ちることになります。「それならば他社に移籍したい」と考える人も少なくないはずです。
そのすぐ下の世代が就職氷河期世代。定年までもう少し時間がありますが、バブル期世代に比べて、転職に抵抗感はないでしょう。40代になれば、さらにその傾向は強いと思います。「大転職・大定年時代」と呼べるような時代が来たように思えます。
そこで今注目されているのが、どの業界、どの部署へも持ち運びができる「ポータブルスキル」です。汎用性の高い万能スキル、自分の稼ぎの源泉となるようなスキルです。
コミュニケーションスキル、マネジメントスキル……。これまで培ったスキルはアップデートしながらもっと磨いてほしい。さらに中高年こそ、身に付けてほしいのがデジタルスキルです。
Webコーディング、GA4、プレミアプロ……。特集のデジタルスキルに登場するキーワードはなじみのないものばかりかもしれません。でも、一度読んでみてください。実は想像していたよりもハードルが低いことに気づくはずです。費用もそれほど必要ありません。チャレンジする気持ちが高まってくるのではないでしょうか。
転職や定年が視野に入っているビジネスパーソンにはぜひ手にとってほしい特集です。
担当記者：堀川 美行（ほりかわ よしゆき）
『週刊東洋経済』副編集長
週刊東洋経済とは
『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。
創刊は1895年（明治28年）、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。
一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム（扇情主義）を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。
週刊東洋経済の編集方針
- 取材力
当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。 - 分析力
複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く - 中立性
企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。
３つのポイント
視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。
図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。
『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。
目次
40代、50代のための 「稼げるスキル」大全
［一覧表］目的別でわかる！ あなたが伸ばすべきスキルは何か？
［インタビュー］「社内スキルに埋没しない意識を」近畿大学教授・ジャーナリスト 奥田祥子
＼どんな業界でも通用する ポータブルスキルを手に入れろ！／
▼デジタル クリエーティブ
＜プログラミング＞ ノーコードツールから始めよう 酒井麻里子
＜Webデザイン＞ 基本習得からコーディング・修正まで 目代純平
＜動画編集＞ 「プレミアプロ」を使える強み 村嶋杏奈
▼デジタル ワーク
＜サイバーセキュリティー＞ 現場を理解するため「基本情報技術者」に 酒井麻里子
＜AI基礎理論＞ ベイズ統計に挑戦してみよう 我妻幸長
▼調査・分析
＜データ分析＞ 統計検定2級レベルが武器になる 西 紘永
＜デジタルマーケティング＞ 最重要ツール「GA4」を使いこなせ 西 紘永
［インタビュー］大転職・大定年時代の心得とは？ 組織開発コンサルタント 勅使川原真衣／経営共創基盤 共同経営者 塩野 誠
▼コミュニケーション
＜ビジネス英語＞ TOEIC800点がボーダーライン
＜文章術＞ ロジカルライティングで勝負する 横山信弘
＜プレゼンテーション＞ スライドは3カ月訓練を 岡田充弘
＜交渉術＞ 多彩な引き出しと提案力を装備せよ 生駒正明
▼マネジメント
＜プロジェクトマネジメント＞ チームを動かす世界の必須スキル 伊藤大輔
＜コーチング＞ 自己変容の訓練で獲得 鈴木義幸
＜ダイバーシティマネジメント＞ 組織内での実践法を学ぶ 野村浩子
40～50代転職の強力な味方 転職エージェント活用法 北野唯我
セカンドキャリア支援制度をフル活用
▼経営分析
＜財務分析×IT＞ 分析力をITで引き上げる 阿部重利
＜リスクマネジメント＞ ERMを学ぶ実践的な手法 勝俣良介
▼クリエーティブ
＜デザイン思考＞ 課題を深く理解しアイデア創造 清水久三子
＜ロジカルシンキング＞ 筋道を立てて情報を整理する 清水久三子
第2特集
2025年版 CSR企業ランキング
総合ランキング300
部門別上位企業 人材活用／環境／企業統治＋社会性／CSR合計／財務
［インタビュー］
1位 富士通 執行役員EVP CSSO 山西高志
2位 JT サステナビリティマネジメント部長 向井芳昌
3位 デンソー 経営戦略本部長 上席執行幹部 前田聖司
金融機関＆未上場企業を評価 金融機関上位30社／未上場企業上位10社
緊急リポート
統合破談でどうなる 孤立するホンダ、漂流する日産
ホンダ・400万台で生きていけるのか 独立路線の自信と不安
日産、見えない自主再建 崖っぷちの内田体制
大きかったのは危機感の違い 「幻の統合交渉」45日間の舞台裏 井上久男
連載
｜経済を見る眼｜財政健全化へ「新ルール」を導入すべきだ｜佐藤主光
｜ニュースの核心｜人の生き方の善悪を他人が問えるのか｜福田恵介
｜トップに直撃｜イオントップバリュ 社長 土谷美津子
｜フォーカス政治｜少数与党国会が試す議員の政策能力｜牧原 出
｜マネー潮流｜日銀「早期利上げ観測」は行き過ぎだ｜木内登英
｜中国動態｜「大衆資本主義」とAI開発の衝撃｜梶谷 懐
｜財新 Opinion&News｜EV電池で世界首位、中国CATLの競争力
｜グローバル・アイ｜トランプ関税が行き着く先は「米国の地位低下」｜カーラ・ノーロフ
｜FROM The New York Times｜連邦政府機関を大リストラ イーロン・マスクが得る果実
｜少数異見｜こちらが「副業」でも、受け入れ先は「本業」
｜知の技法 出世の作法｜佐藤流・情報の収集と分析の手法 94｜佐藤 優
｜経済学者が読み解く現代社会のリアル｜企業の昇進の慣行が男女賃金格差の原因に｜奥山陽子、室岡健志、山口慎太郎
｜話題の本｜『読まれる覚悟』 著者 桜庭一樹氏に聞く ほか
｜名著は知っている｜『大衆の反逆』[中編]
｜西野智彦の金融秘録｜変動相場制から半世紀①
｜編集部から｜
｜次号予告｜
今後の発売スケジュール
- 11/10（月） 週刊東洋経済 2025年11月15日号
- 11/4（火） 週刊東洋経済 2025年11月8日号
