週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2025年3月15日号
2025年3月10日 発売
定価 920円(税込)
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【第1特集】株の道場 環境激変に勝ち抜く株

「トランプ関税」発動や金利上昇、インフレなど、日本株を取り巻く環境は大きく変わり始めていますが、株式投資にとって変化はチャンスです。本特集は、『会社四季報』春号(3月19日発売予定)の業績予想データを基にした来期好調企業の先取りランキングなど、有望銘柄探しにお役立ていただける情報を満載しています。また、伝説のファンドマネジャー清原達郎氏をはじめ著名投資家が伝授する銘柄選びのコツや株式投資のヒント、気になる米国株の最新情報もお伝えしています。ぜひ、参考にしてください。
 

【第2特集】ミスミグループ本社 驚異のモノ作り革命


取り扱うのは「さもない物」だが、売り方の工夫で成長を続けてきた。

担当記者より

特集「株の道場 勝ち抜く株」を担当した山本直樹です。『会社四季報』が発売される前に先取り情報をお届けする、3カ月に1度の定番特集となります。

目下、株式市場のみならず世界中がトランプ米大統領の言動に振り回されています。カナダ、メキシコへの“トランプ関税”を躊躇なく発動したのには正直、驚きました。さまざまな分野の識者がトランプ氏の政策や性格を分析していますが、私の頭に浮かんだのはマージャンのオープンリーチです。

卑近な例えで恐縮ですが、オープンリーチは手牌を公開して対戦相手を牽制したうえで、当たり牌はツモってくる(牌山から自力でもってくる)という、天は我に味方している的な“俺様”戦法です。

国同士の交渉事はマージャンほど単純ではありませんが、最初から手の内を公開してくれているのであれば対策が取れます。出だしからやる気満々のトランプ大統領が率いる米国を中心に、世界情勢・経済が今後どうなりそうか。勝負勘のよい企業経営者や投資家はシミュレーションをしながら、着々と準備を進めていることでしょう。

今回の特集では、来期業績予想が見どころの『会社四季報』2025年2集春号(3月19日発売予定)の先取り情報や、著名投資家の皆さんに教えてもらった株式投資のヒントを満載しました。

トランプ関税だけでなく、久しぶりの金利上昇やインフレなど、日本株を取り巻く環境は激変し始めています。株式投資にとって大きな変化は儲けのチャンス。ぜひ、有望銘柄探しにお役立てください。

担当記者:山本直樹(やまもと なおき)
『オール投資』、『会社四季報』などを経て、現在は『週刊東洋経済』編集部。

>>週刊東洋経済編集部の制作にかける思い

週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
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    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

第1特集
株の道場
トランプ2.0、金利上昇、インフレ… 環境激変に勝ち抜く株

プラス要因は国内にある “環境激変”は好機の兆し
[専門家インタビュー]どうなる日米株式市場
「米国株は突発的な下落を過度に警戒しなくていい」 智剣・Oskarグループ CEO兼主席ストラテジスト 大川智宏
「日経平均5万円は十分に到達できるレベル」 武者リサーチ 代表 武者陵司

四季報「春号」超先取りランキング!
来期の有望銘柄をひと足早く大公開
金利上昇が追い風に 来期 最高益更新100(最高益更新額50・最高益更新率50)
目立つAI、建設、IP関連 来期 上方修正100(上方修正額50・上方修正率50)
一転、増益期待の銘柄も 今期 四季報強気予想50(乖離率)
PBR1倍割れで上昇余地 来期 減配なし高配当利回り50 
AIやクラウドが上位に  来期 連続大幅増益50(来期営業増益率)
52年ぶり更新も  来期久しぶり最高益50(何年ぶり)

『会社四季報』春号から サプライズ12銘柄を超先取り!
データセンター、還元強化、インド、防衛… 「春号」で見つけた有望テーマ株
伝説の編集長が伝授 実は来期の有望銘柄がいち早く見つけられる

[インタビュー]投資家 清原達郎 
"伝説のファンドマネジャー"が警鐘 「生成AIバブルは、はじける。小型株はMBOを狙え」

有望銘柄の探し方 達人が伝授
大型株投資で億り人に 長期保有で買うべき株 個人投資家 長期株式投資 
割安株・大型株への分散投資を心がけよう 個人投資家 かぶ1000 
『株式ウイークリー』編集長が注目 波乱に勝つ 春相場の注目6銘柄

米国株「トランプ2.0」で上がる銘柄 下がる銘柄
最新版! 米国株 「お宝銘柄」ランキングTop50 増収率/増益率
作家・橘玲が送る投資家たちへの言葉 幸福をもたらす3つの資本

第2特集
ミスミグループ本社 驚異のモノ作り革命
製造現場の無駄を一掃! 「調達革命」の破壊力
[インタビュー]「産業構造の基盤」をデジタル化したい ミスミグループ本社 社長 大野龍隆

NEWS & TOPICS最前線
セブン創業家MBOが頓挫 正念場で井阪社長が交代へ
25年ぶりに最高値を更新 「ソニー2.0」何がすごい
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連載
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|ニュースの核心|「速く走れる二人三脚」で規模の経済を享受せよ|山田雄大
|トップに直撃|JTOWER社長 田中敦史
|フォーカス政治|外務省は事実を隠蔽したいのか|軽部謙介
|マネー潮流|財務省解体デモは歴史の韻を踏むか|佐々木 融
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|西野智彦の金融秘録|変動相場制から半世紀②
|編集部から|
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  • 11/4(火) 週刊東洋経済 2025年11月8日号