狂気の気づかい

伝説の落語家・立川談志に最も怒られた弟子が教わった大切なこと

立川 談慶著
2024年12月11日 発売
定価 1,760円(税込)
ISBN:9784492047866 / サイズ:四六/並/280

【警告!】
本書には過激な「罵倒の言葉」が含まれます。
罵倒された本人である筆者が
”最終的には”感謝している事実に鑑み、
SNSなどで炎上させるのはご遠慮ください。


【「そこまでやる」から、突き抜ける。】
伝説の落語家・立川談志に「最も怒られた弟子」が
1万回叱られて気づいた「日本人が忘れた美徳」
・「挨拶をメロディで言うな、馬鹿野郎!」
・一線を引きつつ、懐に飛び込む
・深夜2時「今から来てくれねえか、無理にとは言わねえ」


【著者からのメッセージ】
いまだったら絶対に許されない「○○ハラ」のオンパレード。
私自身、慶應義塾大学を出て東証一部上場企業のサラリーマンを3年ほど勤めた後に
弟子入りしたものですから、この「異常さ」には心底、戸惑ったものでした。

でも。

いまから思い返すと、弟子たちの「気づかい」の中には、
私たち日本人が忘れてしまった、何か大切なものがあったように思うのです。

人間関係が希薄化し、会社の隣の席の人ともチャットで話す現代。
そんな時代において、あの厳格で濃密な「人間関係」のあり方は、
いまはもう決して観察することのできない、ある種の「遺産」なのではないか。
もしもそうなら、談志への「狂気の気づかい」の記録を書き残しておくのも
悪くないのかもしれない。

そんな思いから、本書を執筆することにしました。


【本書の構成】
たった1人に殉じた、9年半の「気づかい」の記録
第1章 存在だけは許される「最低限の気づかい」
第2章 師匠を不快にさせない「平均点の気づかい」
第3章 評価を獲得する「合格点の気づかい」
第4章 芸人世界の「優しい気づかい」
エピローグ 立川談志の「狂気の気づかい」

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概要

伝説の落語家・立川談志に「最も怒られた」弟子が生き残るために体得した「気づかいの極意」を、笑いあり涙ありのエピソードで紹介。

目次

第1章 存在だけは許される「最低限の気づかい」
第2章 師匠を不快にさせない「平均点の気づかい」
第3章 評価を獲得する「合格点の気づかい」
第4章 芸人世界の「優しい気づかい」
エピローグ 立川談志の「狂気の気づかい」

著者プロフィール

立川 談慶  【著】
たてかわ だんけい

落語家。立川流真打ち。1965年、長野県上田市生まれ。慶應義塾大学を卒業後、株式会社ワコールで3年間の勤務を経て、1991年に立川談志の弟子として入門。前座名は「立川ワコール」。
数々の「しくじり」から、他の流派なら4年ほどで終えられる前座という修行期間を9年半過ごす。二つ目昇進を弟弟子に抜かれるのも、当時異例の出来事だった。
2000年、やっと叶った二つ目昇進を機に、談志により「立川談慶」と命名。2005年、真打ちに昇進。慶應義塾大学卒で初めての真打ちとなる。
著書に『ビジネスエリートがなぜか身につけている 教養としての落語』(サンマーク出版)、『落語で資本論』『なぜ与太郎は頭のいい人よりうまくいくのか』(以上、日本実業出版社)、『古典落語 面白キャラの味わい方』(有隣堂出版部)、『「めんどうくさい人」の接し方、かわし方』(PHP文庫)、小説家デビュー作となった『花は咲けども噺せども 神様がくれた高座』(PHP文芸文庫)など、多数の“本書く派。"