携帯電話 隠された真実[プレミア健康選書]

デイヴィス,D.著/プレシ 南日子訳
2011年3月1日 発売
定価 2,052円(税込)
ISBN:9784492059319 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:400

身体から離して使用してください――  




身体から離して使用してください――。取扱説明書にこうした警告を載せるところもある。携帯電話を使用することによる、脳腫瘍リスク、生殖能力低下、DNAへの悪影響、脳機能低下を慎重に検証。企業が一部科学者と結託して隠し続けた科学的な真実を白日の下にさらす1冊。



世界中で携帯電話は約50億台使われているという。
携帯電話が一般的に使われるようになったおかげで、外出先で手軽にできるようになったことは山ほどある。緊急事態でも連絡がとれる、外出先でもメールが送れる、株価やニュースをチェックできる、銀行振り込みができる……。



もはや、携帯電話をもっていない人を見つけることのほうが難しいくらい、生活していく上でなくてはならないものとなっている。非常に便利で、害があるようには思えない。



携帯電話を使って救急車を呼ぶことはあっても、携帯電話が原因で救急車のお世話になるなんてとても信じられない。

しかし、携帯電話は安全ではないかもしれない。実は、危険性も、安全性も確認されていないのだ。



携帯電話が発しているものと同種、あるいは、非常に近い放射線・電磁波によって、生体細胞が傷つけられる、DNAを破壊される、脳から有害物質を締め出す機能をもつ脳血液関門も機能しなくなる、こうした実験結果が科学者たちによって出されている。しかし、こうした証明を行なった科学者たちは、研究資金を打ち切られたり、論文を改竄されたり、データ捏造の濡れ衣を着せられたりしている。時には、携帯電話の業界や会社の息のかかった別の科学者たちが、先の実験結果を否定するような実験結果を出したりもする。



本書は、携帯電話が発する放射線・電磁波が人体に与える影響を科学的に解説しつつ、その影響がなぜ広く知られていないのかについても述べていく。巻末には、携帯電話の放射線・電磁波から身を守るための方法なども解説され、至れり尽くせりの1冊である。

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概要

「携帯電話を使っていない男性のほうが健康な精子が多い」「子供の時から使用すると、脳腫瘍の発生リスクは4~5倍」、携帯電話にまつわる不都合な現実を科学的、医学的にわかりやすく解説。

目次


第1章 結果はのちほど連絡します
第2章 テクノロジーの「衝撃と畏怖」
第3章 すべては戦争から始まった
第4章 動物実験からわかったこと
第5章 脳のなかの雷雨
第6章 悪魔とダンスした博士
第7章 男性の問題――精子の数、質、動き
第8章 携帯電話がアルツハイマー病を治す?
第9章 手遅れになるまで結果を待つ?
第10章 小さい活字で「体から離して持つように」
第11章 携帯電話の功罪

著者プロフィール

デヴラ・デイヴィス
Devra Davis

アメリカを代表する疫学者。1972年、シカゴ大学で科学調査・研究の博士号(Ph.D.)を取得。1982年、ピッツバーグ大学公衆衛生大学院で疫学の修士号(M.P.H)を取得。その後、米国科学アカデミー毒物学環境研究理事会の創設時に理事長を務める。

クリントン政権時代には科学物質安全性・危険性調査委員会に参加。米国の保健社会福祉省の顧問も務めた。「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の代表執筆者の一人であり、同パネルは2007年にアル・ゴア元アメリカ副大統領と共にノーベル平和賞を受賞。最近では米国上院委員会で携帯電話利用の危険性について証言。

現在は自らが2007年に創設した「環境衛生トラスト」の代表として活動する傍ら、ハーバード大学ほか多数の大学で教壇に立つ。医学誌から、一般雑誌・書籍まで幅広く執筆活動を行なう。著書When Smoke Ran Like Water(『煙が水のように流れるとき』和波雅子訳、ソニー・マガジンズ、2003年)では大気汚染、発ガン性物質、環境ホルモン、温室効果ガスの問題を取り上げ、全米図書賞の候補となる。他にも書籍The Secret History of the War on Cancerや論文多数。

プレシ南日子  【訳者】
ぷれし なびこ

翻訳家。東京都生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。生命保険会社勤務後,ロンドン大学バークベックカレッジにて修士号取得(映画史)。

主な訳書に『地球激変』『自然災害の恐怖』(ゆまに書房),『核を売り捌いた男』(ビジネス社),『グリーンスパンの正体』『どん底から億万長者』『歴史を変えた!? 奇想天外な科学実験ファイル』(エクスナレッジ),『ゲームと犯罪と子どもたち』(インプレスジャパン)がある。