保険の罠

週刊東洋経済eビジネス新書No.291

週刊東洋経済編集部編
2019年4月5日 発売
定価 440円(税込)
ISBN:9784492920923 / サイズ:e新書/並/128

保険に入りすぎた揚げ句、十分な貯蓄ができないと大きな不安を抱え続ける。それが保険の罠だ。
長期にわたる多額の民間生保の保険料負担は、老後不安の解消どころか老後の生活を追い詰めることになりかねない。長寿の時代こそ、根拠の不明瞭な安心感ではなく、家計の危機管理策としての具体的な必要性を踏まえて、民間保険への加入や解約を検討するべきだ。人生100年時代こそ、より大切になるのはおカネだ。その積み上がりを阻害せず、目減りを最小限に抑えるような保険の活かし方が新たな常識となるに違いない。

本誌は『週刊東洋経済』2018年11月24日号掲載の27ページ分を電子化したものです。

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概要

世の中は「いらない保険」にあふれている。保険に入りすぎた揚げ句、十分な貯蓄ができないと大きな不安を抱え続ける。それが保険の罠だ。生命保険のムダとリスクを見極めて、賢く人生100年時代を迎えよう。

目次

長寿社会 保険のムダを見極める
日本の社会保障は充実 生命保険は最小限に
思っている以上にあなたは長生きする
要注意 売れ筋保険を疑え
【医療保険】日本で受ける医療では民間医療保険はいらない
【がん保険】傷病手当金・同付加金で「がん離職」は避けられる
【介護・認知症保険】30年以上も先の社会を予測することは困難
【健康増進型保険】保険に加入しなくてもできることばかり
【終身保険】相続対策には有用だが加入者の持ち出しも多い
【長寿保険】どれも掛け捨て部分少なく、まだ保険とは呼べない
【貯蓄性保険】元本割れ期間が長く預貯金との比較は厳禁
【外貨建て保険】手数料が高く積み立てに回るおカネが少ない
【変額保険】保障と運用の2兎を追い高コストの憂き目に遭う
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著者プロフィール

週刊東洋経済編集部  【編】
しゅうかんとうようけいざいへんしゅうぶ