偽りの金融再生
金融危機の収束期待が高まるニューヨークの金融街。回復は本物か、「偽りの夜明け」か。
【海外編】 世界金融危機いまだ去らず
破産法申請ついに秒読み、GM発の大暴落はあるか
【国内編】 逆境強まるニッポンの金融界
地銀の体力疲弊が際立つ
全国銀行「健全度」格付け
第2特集:
公的資金でパイオニアまで救うのか?
P.32
P.34 世界金融危機いまだ去らず
P.34 破産法申請ついに秒読み、GM発の大暴落はあるか
P.37 INTERVIEW|デーヴィッド・コール
米自動車研究センター(Center For Automotive Research)所長
P.38 米銀の一斉黒字化の裏に、これだけの“カラクリ”
P.42 止まらない世界金融再編、台風の目は欧州、中国勢
P.44 INTERVIEW|エリザベス・ウォーレン
ハーバード大学教授・不良資産救済プログラム(TARP)監督委員長
「金融パニックは終わったが、より深刻な実体経済の悪化」
P.45 INTERVIEW|内海 孚 日本格付研究所社長・元財務官
「米国のプラス成長転換は早くて来年後半以降か」
P.46 米国クレジットカード不良債権危機の実態
P.48 調整長引く米国住宅市場、税金投入は膨張の一途へ
P.50 これから本格化する欧州の住宅バブル清算
P.52 逆境強まるニッポンの金融界
P.52 地銀の体力疲弊が際立つ 全国銀行「健全度」格付け
P.60 巨額増資を繰り返す3メガバンクの脆弱性
P.62 統合実現でも晴れない新生・あおぞら銀の「深い霧」
P.64 「完済」微妙な中央三井、「優等生」住信にも不安
P.66 短期金融市場・企業金融の現状、正常化はまだ先
P.68 INTERVIEW|五味廣文 前金融庁長官
「米特別検査は最初の一歩、不良資産分離の実行が急務」
P.70 公的支援さえ現実味増す、野村証券危機の本質
P.74 不況に強いのはどこだ!主要証券28社・実力ランキング
P.76 チャネル改革も効かない、生保市場ジリ貧の末路
P.78 不動産ファンド最大手・ダヴィンチの迫りくる巨額リファイナンス
P.80
公的資金でパイオニアまで救うのか?
4月に改正産業活力再生法が成立、不振企業が延命策として活用を検討している。
P.9 経済を見る眼
資本主義はどこへ行く/吉川 洋
P.14
(1)過剰反応に陥った、インフルエンザ対策の大混乱
マスク品切れ、出張自粛 新型インフルに過剰反応
国内で感染拡大する新型インフルエンザだが、毒性の弱さから「過剰対策」との指摘も。
(2)ローソンが買収断念、漂流続くam/pm
商標問題から破談
ローソンのam/pm買収
2月に基本合意したエーエム・ピーエム・ジャパン買収。意外なネックが解消できなかった。
(3)トヨタ復活の切り札、新型プリウスの突破力
押し寄せる予約新型プリウスはトヨタを救うか
ハイブリッド車「プリウス」の3代目がデビュー。トヨタ巻き返しの切り札として注目を集める。
(4)気骨の人・速水優氏、「強い円」を信奉
今週のキーワード&キーパーソン
P.18 WORLDWIDE NEWS
インド政治、米国金融、EU協定、世界海運
P.20 市場観測
穀物在庫率は歴史的低水準、大豆中心に底堅い展開続く
P.22 株式観測
潮目変わった日本株、上値の重たい展開に
『会社四季報』【最新情報】
IHI、ニコン、京成電鉄、日立物流
P.24 マクロウォッチ【日本経済】
日本の景気は、そんなに早くは回復しない
今週の気になる数字
専門的・技術的職業に就いている非正規雇用者(2008年)
P.26 ミスターWHOの少数異見
元来「できそこない」? 社外役員に期待する愚
Hot&Cool
輸入税撤廃が呼び水に、ワインブームに沸く香港
P.28
FX業界が戦々恐々、規制強化の波紋
FX取引のレバレッジ倍率拡大に「待った」
金融庁が4月下旬に打ち出したFX取引の規制強化案に、関係者の間で動揺が広がっている。
P.30 読者の手紙、編集部から
P.86 カンパニー&ビジネス
盛況「上限1000円」の波紋、国土交通省の早すぎる翻心
高速道路値下げの陰で反故にされる「お約束」
民営化時の債務返済計画に暗雲。さらに新規路線建設という亡霊が息を吹き返す。
P.90 TOP INTERVIEW
荒川詔四/ブリヂストン社長
「かつてのラジアル化に続く、大きな転換点が来た」
P.94 SPECIAL INTERVIEW
ロン・ハワード/映画監督
「映画で奇跡が起きるのは、私の存在が奇跡だから」
P.97 ゴルフざんまい 小林浩美
P.100 中国動態 China Watch
遠のいた雇用危機、農村出稼ぎ者は大忙し
P.102 田中信彦の中国メディア斜め読み
危うい「中国モデル」礼賛論
P.104 グローバル・アイ
店舗増で解決できない、小売業界が抱える問題/リチャード・カッツ
P.106 知の技法 出世の作法
連載100回記念・特別編読者の質問に筆者が答える
佐藤 優 作家・起訴休職外務事務官
「がっついたビジネスパーソン諸君!何でも聞いてくれ!」
P.110 変貌とげた世界経済
変われなかったニッポン 野口悠紀雄
P.112 わかりあえない時代の「対話力」入門
分をわきまえるということ 北川達夫
P.114 ワークライフバランスを実現する仕事術
ムダを洗い出せば業務は半減させられる 佐々木常夫
P.116 The Compass
核兵器を減らす世界へ、日韓がなすべきこと/藤原帰一
P.118 FOCUS政治
民主は戦いの姿勢を示し、自民の悪政を糾弾せよ/山口二郎
P.120 アウトルック
小幅修正にとどまる、自立支援法「改正」
P.122 Books&Trends
『日本の難点』を書いた、宮台真司氏に聞く
Review 新刊新書サミング・アップ、ブックス・オブ・アーツ、東洋経済の本、小社の新刊案内
P.128 アゴラ百景
唯一の夜間移動手段? 深夜高速バスで東へ西へ
トレンドワード
P.130 データウォッチ
マーケット&マクロ主要指標 最新データ一覧
P.132 マネーセンター点描
万博に便乗? 当局が描く国際金融センター構想
P.133 告知板 新製品&イベント
P.134 長老の智慧 榮久庵憲司
優れた工業デザインを生み出す極意
P.5 ビジネスアスペクト
東京証券取引所
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週刊東洋経済2009年5月30日特大号(2009年5月25日発売)に、以下の間違いがありました。
訂正してお詫びいたします。
ページ | 訂正内容 |
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38ページ | 3段目 記事 ■米銀の一斉黒字化の裏にこれだけの"カラクリ" 誤:08年12月単月の決算は7800億ドルの最終巨額赤字だった。これは、トレーディングおよび自己勘定投資部門での損失1兆0300億ドルの影響によるものだ。 ↓ 正:08年12月単月の決算は7.8億ドルの最終赤字だった。(中略)損失10.3億ドルの影響によるものだ。 |
56?57ページ | ■全国銀行「健全度」格付け の表中 8392 大分銀行 の項目 誤:08年3月期の(3)含み損益率▲15.82%(格付け「E」)、総合得点20点(総合格付け「C」) ↓ 正:08年3月期の(3)含み損益率15.82%(格付け「B」)、総合得点23点(総合格付け「B」) |