週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2015年1月31日号
2015年1月26日 発売
定価 703円(税込)
JAN:4910201350155

ピケティ完全理解

衝撃の経済学が到来した。格差が広がり続ける未来を予見したベストセラー『21世紀の資本』を最も簡単かつ徹底的に解説する。ピケティは、新しい経済学の門を開いた。

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.46

第1特集
ピケティで始める経済学


(Part1) ピケティ完全理解

ピケティとは何者か?

ピケティは日本経済をどう見るか

異端か、正統か ピケティ語録
トマ・ピケティ/パリ経済学校教授
「おカネを貸せる人々は、貸すよりもむしろ課税されるべき」

[20分で全エッセンスを把握] 『21世紀の資本』を読む

ピケティ最大の謎「r>g」の正体に迫る

ハイマン・ミンスキーとの接点

経済学は「分配」をどう考えてきたのか

鳴りやまぬピケティ批判

深刻な経済学の意見対立、その根深~い理由

[図解] これが日本の格差だ

ピケティの処方箋は可能か

『ハウス・オブ・デット』が警告する格差と負債
アティフ・ミアン/米プリンストン大学教授

今こそマルクス、スミスに向き合おう
木暮太一/経済ジャーナリスト

 

(Part2) ピケティから開く知のトビラ

こんなに面白い最新経済学

[会社] 部下をやる気にさせる技術、上司を乗せる方法

[価格戦略] 他店より1円でも高かったら」の罠

[ピザ配達] ピザチェーンの配達はなぜ自前か?

[競り] ヤフオクと公共事業の入札、どっちが効率的?

[地方消滅] 都市集中は本当に悪いか?

[自己啓発] 生きる技術を磨く経済学思考

[幸福] 最新研究でわかったおカネと幸福の関係

[開発] マイクロクレジットは貧しい国を豊かにしたか

石橋湛山は本当に「リフレ派」だったのか
姜 克實/岡山大学教授

介護政策が混乱 データ誤用で現実を無視
東谷 暁/ジャーナリスト

 

P.18 核心リポート

フラン急騰パニック 市場不安で日銀に試練

“黄昏の巨艦”イオン 赤字GMSに大ナタ

「ご当地アイドル」奔る 発信力に行政も注目

希望退職300人募る KADOKAWAの不安

超低金利で運用難 一時払い保険がピンチ

 

P.26 ニュース最前線

中東│日本に突き付けられた「イスラム国」との対峙

商社│中国企業に1.2兆円 伊藤忠、水面下の攻防

航空│共同運航交渉が大詰め SKYの視界は良好か

 

P.32 巻頭特集

G(グローバル)型L(ローカル)型
大学論争の深層

大学が職業訓練校になる!? 文部科学省の有識者会議で仰天構想が飛び出し、大論争が巻き起こっている。

INTERVIEW│下村博文/文部科学相
「教育や学校はツールとして存在すべき」

職業学校創設は専門学校の「悲願」

G型・L型、そして職業教育 私はこう考える
城 繁幸、本田由紀、工藤 啓、片山善博

INTERVIEW│冨山和彦/経営共創基盤CEO
「反論の核心にあるのは大学教員の選民意識だ」

 

P.42 三人三談

独立したい人々

いま世界中で独立の火種がくすぶっているのはなぜなのか。

「国家の統治能力は限界」 細谷雄一

「現状否定に支持集まる」 田中 理

「大宮に分離独立の機運」 高野秀行

 

連載

|経済を見る眼|出でよ、中卒のヒーローたち/三品和広

|この人に聞く|出雲 充 / ユーグレナ社長|ミドリムシの認知向上はヤマ場

|少数異見|こじれるASEANの対中関係 

|知の技法|信頼できる評論家が池上彰氏である理由(3)/佐藤 優

|中国動態|衝突回避には意思疏通だけでは不十分/小原凡司

|グローバルアイ|ネタニヤフ首相は失脚か/シュロモ・アヴィネリ ほか

|フォーカス政治|岡田体制で民主党は再生できるか/星 浩

|株式観測|主役に躍り出た年金勘定の徹底した逆張り/藤戸則弘

|為替観測|スイス中銀撤退が示す日銀緩和策への教訓/唐鎌大輔

|価格を読む|寝台列車|「クルーズトレイン」のライバルは豪華客船

|マクロウォッチ|止まらぬ金利低下の弊害

|ブックス&トレンズ|『日本人の「稼ぐ力」を最大化せよ』を書いた谷川史郎氏に聞く ほか

|ゴルフざんまい|寒い場所と暑い場所のゴルフの違いは?/小林浩美

|Readers & Editors|読者の手紙、編集部から

|生涯現役の人生学|小笠原の羊/童門冬二

 

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今後の発売スケジュール

  • 11/4(火) 週刊東洋経済 2025年11月8日号